大賀ハス発見地
大賀ハス発見地
(花見川区畑町)
 検見川にある東大グランド内の池で発掘された。蓮池の中に記念碑が立つ。
 大賀ハスを見た人はとても二千年前のものと信じられなかったという。ほかのハスの花と比ぺると小さく地味で目立たない。しかし、じっと見ていると二千年の歴史がじわっと迫って来るという。
 昭和三十九年、県がいち早く天然記念物に指定「千葉の花jとして定着した、発見者の大賀博士は昭和四十年に八十二才で亡くなった。
 杉本北柿の主唱で三十年から毎年七月十八日、蓮の花を観賞する会が千葉公園で開いている。昭和三十六年、開花十年を記念して大賀ハス発掘碑が建立された際、千葉ハスの会会員から「蓮の歌」を作る声が盛り上がり詩人の市原三郎氏が作詞した「はすのみ音頭」がある。音頭は十番まであり、一番は
  咲いた咲いたよピンクの色に 乙女心の蓮の花
  パットセーソレイヤサカサッサのヨイヨイヨイ
と、にぎやかなお囃子が付く。踊りも振り付けられ、二番は、
  しゃばの浮き世の泥田の水に 咲いた気高い品の良さ
この音頭は地元住民が毎年七月、ハス祭りに唄い踊られていると言う。